小児科
弱視スクリーニング検査
子どもの視力は何らかの原因で発達が止まることがあります。
この視力低下の症状を「弱視」といいますが、
小さな子どもは自分がよく見えていないことを説明できません。
早めの気づきと回復のためのスクリーニング検査をおすすめしています。
弱視について
子どもの視力はものを繰り返して見ることで発達しますが、何らかの原因で眼に障害が起きると視力が低下します。弱視は、医学的に「視力の発達が障害されておきた低視力」のことです。
弱視が発症する因子としては、近視・遠視・乱視などの屈折異常、斜視、不同視、形態覚の遮断(まぶたのが下がりで視界が乏しい)です。片眼が正常でも、もう一方に異常が認められると、7歳頃には両眼ともに弱視になってしまいます。その後の治療は難しく、眼鏡等では矯正できない状態になります。そのため治療のタイミングがとても重要です。4歳以下で治療が開始できれば、約95%の弱視は改善できるとされています。
スクリーニング検査
- 対象
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生後6ヵ月~5歳頃までの乳幼児
生後6ヵ月・7ヵ月の健診と同時に、この検査を受けることをおすすめします。 - 検査日
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月・木・金曜日 午前9:00~12:00
※予約不要 - 検査内容
- 抱えた赤ちゃんに離れたところの専用機器を見てもらうだけの簡単な検査です。わずか数秒で終わります。
- 検査費用
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1回 500円
- このスクリーニング検査で100%障害を見つけられるものではありません。視力は子どもの成長とともに変化するため、ある年齢までは複数回の検査を受けられることもおすすめします。
- スクリーニング検査は視力検査ではありません。視力検査は3歳児健診の際に正しく行ってください。